EPICSサーバの導入について¶
ここでは、EPICSサーバの初期設定、及び、基本動作テストについて記載する.
環境¶
以下の環境を想定する.
IOCとして使用するPC: Raspberry Pi 2 Model B
OS : Raspbian
user名:epics
EPICS導入ディレクトリ (環境変数${EPICS_BASE}): /home/epics/epics/epics-base/
EPICS( epics-base ) のインストール¶
epcis-baseのダウンロード及びインストール¶
baseの本家ウェブサイト( https://docs.epics-controls.org/projects/how-tos/en/latest/getting-started/installation.html )に従う.
$ git clone --recursive https://github.com/epics-base/epics-base.git $ cd epics-base $ make
環境変数の設定¶
以下を ${HOME}/.zshrc や ${HOME}/.bash_profile 等へ書き込む
export EPICS_BASE=${HOME}/epics/epics-base export EPICS_HOST_ARCH=$(${EPICS_BASE}/startup/EpicsHostArch) export PATH=${EPICS_BASE}/bin/${EPICS_HOST_ARCH}:${PATH}
epics-baseのテスト¶
以下の、データベースファイル( .dbファイル ,example.db )を作成する.
record(ai, "temperature:water") { field(DESC, "Water temperature in the fish tank") }
以下、コマンドにて実行する.
$ softIoc -d example.db epics> ( EPICSコンソールに入る.新規コンソールを立ち上げて、以下を実行. ) $ caput temperature:water 22 $ caget temperature:water
その他、モジュールのインストール¶
EPICSサーバを使用する際に、ハードウェア機器に応じて、拡張モジュールを使用する事が多い.
導入するモジュールは例えば、以下.
ASYN (Asynchronous (非同期通信用モジュール)re2cが必要)
Stream Devices (バイトストリーム処理用モジュール:例えば1バイト文字列を利用した制御RS-232C等)
seq (シーケンサー, C言語ライクな状態記述言語によるプログラム)
devGpio ( Raspberry Pi のGPIO端子の制御用モジュール、主はエラーで動作できていない.)
インストールは各websiteに従えば、問題なくインストール可能.