MATC記法・点列データ線形内挿による関数記法について

MATC記法について

  • Elmerでは、数式の記法として、MATCを用いることができる.:

    density = variable temperature
    MATC "(1-1000*(tx-293.15))"
    
  • MATCの書き方は以下.

    • 1行目: 代入先と使用する変数の列挙

    • 2行目: MATC "(数式)" ( MATCの前に型名をつけても良い. (e.g.) Real MATC "tx*1000" )

    • 内部で用いる変数はvariable xxxx で記載する.数式内は"tx"を用いて使用できる

    • 複数の場合、空白区切りで列挙.数式内は"tx(1), tx(2), ...." を用いて使用できる.

  • 例えば、初期条件の指定例(導波管の初期条件)として、次のようになる.:

    Initial Condition 1
      Eref_re 1 = Real MATC "0.0"
      Eref_re 2 = Variable coordinate 1, coordinate 3
      Real MATC "sin(kx*tx(0))*( sin( beta0*tx(1) ) - sin( -beta0*tx(1)+2.0*beta0*wg_L) )"
      Eref_re 3 = Real MATC "0.0"
    End
    

点列データ線形内挿による関数記法について

  • 点列データを与えて、関数を定義することができる.

  • 点列間のデータは、 線形補間 される.:

    Density = variable Temperature
    Real
      0       900
      100     1000
      200     1200
      290     1500
      330     1600
    
  • 外挿については、端の関数が線形内挿の関数として使用される.( 端処理は線形外挿