PHITSの核反応データベース拡張 (Lib80x-ACE形式)

PHITSのデータベースの拡張の対応

  • ACE形式のデータベースに対応.(中身は知らない.)

データベースの拡張手順

  1. ダウンロード

  2. 適切な場所に配置

  3. xsdir.jnd(アドレス場所の管理ファイル)をいじる

拡張操作

1 ダウンロードサイト

  • 例えば、Lib80xというライブラリがあるらしい.(LANL)[2,3]

    $ wget https://nucleardata.lanl.gov/lib/Lib80x.zip
    
  • ダウンロード(数GBとかある、一部ほしい分だけひっぱってあとは消去でもよい)して展開

例えば、

(PHITS)/XS/Lib80x/Pt

という配置になるように、設定.

2 適切な場所に配置

  • phits/XS/ 以下にファイルをおく(上記のように展開していれば、もう置かれている).

  • 別場所に展開して、必要なファイルのみを上記のようなディレクトリ構造へコピーしても良い.

3 xsdir.jndの編集

  • 展開したファイルに散らばったxsdirファイルを探す.( Lib80x/xsdir があるはず.)

  • その中で、該当するアドレスを抜き出してコピー.

  • (PHITS)/data/xsdir.jnd の末尾へコピー (パスがXSから数えて合っているようにする.)

    e.g.1 )
    XS/Lib80x/Pt/.... にデータ
    78190.00c 188.328100 Lib80x/Pt/78190.800nc 0 1 3 686448 0 0 2.530100E-08 +
    ptable
    
  • 末尾の+はおそらく改行コード、 なので、外してptableに置き換えて、次行のptableを削除する.

Materialセクションの指定の仕方

  • 材料の原子指定の箇所で、 1001.00c, 1H.00c などと記載する.

  • 番号等を指定しなかった場合、一番上のデータが使用される.

  • "78195.00c" の意味

    • "78"は原子数 (78はPt)

    • "195"は質量数 (195はPtの最も比率が高いやつ)

    • ".00c"は温度範囲 (.00cは常温(293.6 K))

  • 195Pt.00cと書いてもよい

Reference